過去作。『森の隠家』　『街の隠家』に登場した
「誠」が「彩」にした打ち明け話の回想録。

よろしかったら過去作も 覗いて見て下さいませ。。。

無さそうでありそうな、二人の出会い。　青臭く こそばゆい感じのテイストの甘艶話(笑)

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【１】


彩に話した、僕の昔話。。。

僕の今のボス。美奈さんに会ったのは、２年程前。
初対面は、最悪の出会いだった。


あの頃の僕はホスト。
ホストクラブに在籍しつつ、出張ホストもやっていた。
好きなSEXをして、報酬を貰う。
こんないい商売は無い！　ソレが違法であっても････

趣味と実益を兼ねて女を抱く、傲慢で生意気で鼻高々の自信家
最低ホストの嫌な男だった･･･。


美奈さんと始めて言葉を交わす数時間前、
僕は、顔を合わせていた。
美奈さんは、僕に見られてるいる事も知っていて･･･



全部が美奈さんの、筋書きのままに･･･.。

ある日、俺に お呼びがかかった。
俺は東京にいるのに、札幌に来いと･･･
チケットも用意されていた。
俺は観光も兼ねて、二つ返事でOKした。

飛行機に乗り込む時、黒いコートを着たスレンダーなイかした女が居た。


「依頼の相手が、こんな女だったらいいのになぁ～」
なんて、欲深い考えで１人ほくそ笑んでた。
機内での席は、その女の斜めうしろ。

コートを脱ぐと、膝上のタイトスカートがお尻の輪郭を浮き出し
スレンダーな足のライン、足首はキュっと締まってアンクレットが良く似合う。


この女、押し倒してぇ･･･。
あのピッタリのストッキングを引きちぎって
俺のペニスで、泣かせてやりてぇ･･･
そんな不道徳な事を想像し、いやらしい目で女を犯していた。

その目で犯した女が・・・依頼人の客が・・・


美奈さんだった。。。


だけど・・・客なのに･･･
札幌まで呼ばれたのに･･･
俺は、たいした会話もせずに追い返された。
カラダに指1本触れる事なく、金を渡され
何の理由も聞かされないまま・・・


当時、勢がってた俺は、自分のプライドを傷つけられたと
悔しさと怒りと屈辱が、充満していた。
自信家の俺は、美奈の対応に怒りもありながら
暫くの間、その事が頭から消える事はなかった。

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