ホテルを用意した・・・
美由紀と山根の為に・・・
その日は、始めての日。
僕も美由紀も、高揚が収まらない。
二人お互い、どんな感情が飛び出すのか。
山根と3人で食事をし、あえて山根と美由紀が夫婦のように
隣に座り、時折眼を合わせ、話に花を咲かせた。
僕は、あくまでも黒子、二人のムード作りに全神経を注ぐ。
少しのワインも、酔いを誘う。
美由紀の頬も、ほんのり紅く染めていた。
いい頃合を見て、部室の鍵を山根に差し出した。
山根は当然のように、美由紀の手を取り腰に手を回し、
ピッタリと寄り添う二人は、エレベーターに向かった。
美由紀は、全てを山根に委ねているようだった。
最初から、3人で部室に入るのは遠慮した。
どんな流れになるかわからないし、美由紀もやり難いし
躊躇もするだろうと思ったから。
二人の空気が1つになった時、僕はソレをじっと待とうと・・・
部室に入った二人は、ソファに腰掛け
テーブルに置いてあるワインで、クチを濡らした。
美由紀は、高揚しつつ緊張もしていた。
山根は、手馴れている素振りにも見える。
笑みを零しながら、美由紀の髪を撫で
抱き寄せ、唇を重ねた。
今、僕はいない。知ってる状況とは言え、
美由紀は、どこか安心感もあったのかもしれない。
でも、僕はちゃんと見ていた。
美由紀から死角になるトコロで、山根と半裸状態の美由紀を
待ちわびていた1コマを、ゾクゾクする快感の中に入り込んでいた。
山根は後ろから、美由紀を後ろから抱き締めるように腕の中に閉まった。
クチビルと舌で なぞるように首筋から肩へクチビルへ、
手は、片方が露になった乳房を揉みほぐすように
手中に収めていた。
微かに毀れる美由紀の吐息。
山根の手は、美由紀の茂みに辿り着く。
美由紀のカラダが、ビクっと反応をする。
僕は 山根との事が決まってから、美由紀を抱いていない。
少しの事で、敏感な反応をする僕。
当然、美由紀も久しぶりの快感の波に乗るハズだ・・・。
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