人混みの中、彼を待つ。
人混みの中だから、返って都合がイイ。
雨が降れば、傘が二人を雑踏から隠してもくれる。。。
アタシ恵美子と将平が、再会したのは、同窓会。
そぉ、週刊誌ネタによくある、同窓会キッカケの不義の話。
自分が、そうなるとは夢にも想像していなかった・・・・
再会して、優しい眼差しは そのままで、
中年に両足つっこんだ、オジサンになっていた。
勿論、アタシはオバサンだけど・・・(笑)
遠距離とまではいかないけど、結構離れていたから
しょっちゅう会えるワケでも無かった。
会いたい時に会えない距離。
二人にとっては、深入りし過ぎない。
熱を冷ます、イイ距離だったのかもしれない。
どっぷりと浸からない 婚外関係。
あの時も、映画を見に行こうって誘いだった。
助手席に乗ると、アタシの手を引き寄せkissをして来た。
恵 「止めて・・・こんなことしたい訳じゃないから・・・」
将 「ゴメン。。。つい・・・」
でも、その『つい』は一線を越えた。
二人とも 家庭を壊したいワケじゃない。
結婚生活も長くなると、代わり映えのない生活が
淋しさを感じさせた。
物足りないと言えば 贅沢なのだろうけど。。。
逢う度に、お互いの距離が近くなった。
それぞれ夜の夫婦生活が 無いワケでも無い・・・
パターンの決まった おざなりのSEXで
オモチャの登場など、無いに等しいSEXだけど・・・
ただ、夫婦ならばオープンのハズのSEX。
して欲しい事、されたい事、したい事
クチに出すのは簡単なハズなのに、コレが案外難儀。
ましてや、自分の嗜好などクチに出しては言えない。
仮面夫婦ってワケでも無いのに・・・
長い夫婦生活が、余計に相方のSEXの嗜好が全く読めない。
その点でも、将太とは合致していた。
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