薄明かりの中で、紅い灯りがボワーっと浮かび上がり
大人の世界が広がっていた。
男と女が乱れ合う、異空間だ・・・。
驚きに呆然としていると、
着ていたガウンをサラっと脱がされた。
私 「あっ、私、無理です!」
っと小声で男の手にしがみ付いた。
男 「大丈夫ですよ♪ ココに座って待ってて♪」
っと あくまでもノリが軽い。
アタシは促されるまま、腰掛けて、辺りを見渡した。
暗闇に目が慣れてくると、いろいろな様子が目に入る。
たくさんの男にハベられ、数本のペニスに咥えてる女。
たくさんの女にハベられ、幾つもの穴を埋める男。
バックからファックされ、喘ぎわめく女。
騎乗位の女を、下から付き上げ腰を踊らす男。
乱交パーティ?
武者震いが カラダを襲った。
急に恐怖が、私を包んだ。
不安の中、小さくカラダを丸め、うずくまっていると
誠 「大丈夫?」誠だった。
誠 「無理して参加しなくてもいいんだよ」
っと、頭を撫でられた。
私 「乱交パーティ?・・・なの?」
誠 「僕達は そんな呼び方はしない 紳士淑女の集まりだから」
誠 「どの参加者も身分をわきまえ、
ルールは守る人たちばかりだから」
誠 「驚いただろうけど、怖がる事など全くないよ。」
誠は、アタシの肩を抱きながら宥めるように優しい口調で言った。
誠 「無理はいけない。強制もいけない。」
誠 「あくまでも、自由参加だよ。
見てるだけでもかまわないしね。」
そう言って、頬を撫でた。
誠 「でも彩ちゃんには、辛い思いがあったんでしょ?」
誠 「言う必要はないけど、次のステージに上がる
キッカケになればイイと思うんだけど」
誠 「お出で・・・」
そう言って、広いソファに座りなおし、もたれかかりながら
アタシを足の間に座るように促した。
背中に誠の鼓動が響く、私を包む両腕は逞しく優しい。。。
二人は何も喋らず、周囲の喘ぎだけがBGMと重なった。
少しすると、見知らぬ男が私の前に来た。
アタシの膝をグイっと立たせ、横にググっと広げた。
私 「えっ! あっ!」
誠 「大丈夫、そのままでいなさい。。。」
耳元で、小さく囁いた。
アタシは誠の言葉に従った。
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