『 エピローグ･･････ from 　翔子 』



主人の片山とは社内恋愛でした、秘密裏でしたけど･･･(笑)
別に社内恋愛禁止ってワケでも無かったですが…
私的、諸事情で･･･(笑)

私が片山よりも、年齢が上。
今に思えば、ソレがネックというか･･･
かなりウェイトを占めていました。

社内では後輩の片山でしたし･･･
血気盛んな若者。明るくて気さくで真っ直ぐで･･･
自分に無いモノをたくさん持っていましたし
年下でも、尊敬出来る部分も持ち合わせていました。

片山と知り合った頃、私は付き合ってる彼がいましたが･･･
でも、ラブラブな雰囲気はとっくに薄れ･･･
年齢的にも 待たされ待つ身の女になっていました。

いつも、積極的になれず、自分の気持ちを殺し
相手の顔色を伺いながら我慢する。恋愛不器用･･･ソレが私でした。
ソレを恋愛と呼べるかどうかも わかりませんが･･･


そんな時です。。片山と知り合ったのは･･･
片山は若いから出来る、若さゆえ？のストレートな気持ちをぶつけて来ました。
戸惑う私でしたが、初めての経験で片山は凄く眩しくて新鮮でした。

初めて片山と肌を合わせたのは、片山が話した通りです(笑)
何故あの時？って疑問には明確にお答え出来ません(^_^;)
本当に自分でも よく解らないんです。
分別ある自分だと日頃、自負はしていますが･･･
あの時、後先考えず身を委ね、カラダを放り出していました。

助けたいとか 救いたいとか、そんな風に思ったワケでも無く
ごく自然に 添いていたい。。。片山の側に居たい･･･
っと、気持ちが先行してたように思います。

片山は、私を抱きながら、私を抱いているのでは無く
目の前にいる♀を抱いていたのでしょう。。。
あの時の片山は、相手が私じゃなくても良かったのかもしれません。

だから･･･彼には事故。
･･･そんな風に捉えられてもイイと思ったりもしました。
私はクチを開かず、ただただ片山を受け止めていました。
腹をくくると女は強くなる。身をもって経験した感じで(笑)


片山から交際を申し込まれ、驚いたのはコチラです(笑)
嬉しいと言うより、怖かった。。。
自分の中でウェイトをしめている年齢差。
恋愛に対しての未熟さ。。。

世間体を気にしての年齢差でなく、
いつか飽きる…今だけの気の迷い…肉体関係だけが望み･･･の怖さ
そんな事ばかりの自分は、ネガティブな発想しか頭に浮かびませんでした。


訓練期間と言って、申し出を怖々と承諾しました。
ソコに、若さの強引さは無く、
誠意を持って、私を優しい気持ちで包んでくれていました。
気張っていた自分、弱いトコを見せることの出来ない意固地さ･･･
彼がくれた私の心の居場所。大事にしたいと思いました。

二人の年齢差は、お互いが成長するアイテムだった。。。
今だからこそ、そぉ思えます。

あの出来事は、第三者も介入しない、
2人のターニングポイントだったのかもしれませんね。
今は、甘えたり甘えられたり。。。(笑)



そうそう・・・(^_^;)
片山は私を抱く時　茶化して姉さん女房のアタシに
「させ時♪　させ時♪～～」って言って襲うんですよ(爆)
そんな片山が、愛しくて可愛いです。。。。



桜舞う　この季節･･･

私は今年も　片山と手を繋ぐ。。。。







ー Happy　End ー