哲也から、メールがあった･･･。

明日帰る。。。
帰る前に、また逢えないか･･･と。。。

夕食を共にし･･･
昔、行ってた街に足を向けた。。。
雰囲気のある、静かなバーで少しのお酒をクチにした･･･。


「由美･･･今夜、俺のトコに来ないか？･･･」


正直･･･迷った。。。
でも、今はノブと関係してる。。。
その父親とまた･･･昔の男と･･････。
短い時間の中で、アタシの頭には、いろんな事が巡った。。

「･･･止めときましょう･･･。
　　　　　　　　　アタシ達は、もう終ったんだから･･･」

ケンカして別れた訳じゃないし･･･ゴタゴタした訳でも無い･･･
「このままの方が、いい関係で居られるし、二人だけの秘密でいられる。」
「ノブ君にも、気づかれる事無くね･･････。」

バレるのが嫌とか、そんなんじゃない・・・
終わった事・・・ただ そぉ思った。

「…そうか･･････そうだな。。。」
そう、言って･･･哲也と別れ･･･翌日、哲也は帰省した。

アタシは、やっと、２０年前の決着がついたように思えた。
ノブとも、このままでイイ筈はない。。。
奈々子との事もある。。。


ノブを呼び出し･･･
また、カラダを重ねた。。。いつもより　熱く激しく･･･
哲也を思い出しながら･･･ノブに重ねていたのかもしれない･･･。
アタシは、積極的にノブを求めた･･･。


( 罪悪感など･･････クソクラエ･･･。)


正面から、欲望の赴くまま･･･抱かれたい、抱きたい･･･。
体中を愛撫され･･･
ノブのカラダを愛撫して･･･。
ペニスに、愛しさを込めて･･･愛撫した。。。

ノブも、何か感じとっていたのかもしれない･･･
いつもより激しく、アタシを求めてきた･･･。
ノブを抱き締めるアタシ･･･
背中には、アタシの爪あとが残るくらいに、しがみ付いた･･･。

喘ぎ･･･悶え･･･淫乱に･･････。



ノブの･･･

優しい仕草を･･･
優しいキスを･･･
優しい手触りを･･･
愛しい声を･･･
激しい交わりを･･･。


アタシは、ノブに･･･「もう、終わりにしよう。。。」
そう、告げた。。。

ノブが、アタシと奈々子の間で悩み始めていた事は、薄々気がついていたし･･･
ノブとも、２人納得して　ちゃんと終らせようと思ったから･･･。
ノブも、内心ホッとしたと思う。。。
いつまでも、続けられる関係ではないし･･･。


ノブと奈々子がどうなろうと･･･正直関係は無い。。。
いつか　ノブと再会した時･･･
哲也と同じように、懐かしく時を思い出せるように･･･。

アタシは退社した。せめてもの奈々子への詫びだ･･･自分勝手な結末。
最後の夜以来･･･
ノブとは、逢っていない。。。


いつか･･･また　偶然逢えたなら･･･
始めましての挨拶が出来るワ。。。


始めまして･･･
･･････ノブ。。。。





ーENDー

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