今夜が最後の日。。。
最初から決めてた事だけど･･･少し、空気は静か。

正　「失楽園じゃあるまいし･･･。」
そう言って、二人で笑った。




その日、アタシは正樹に言った。

私　「ねぇ･･･正樹のオナニーが見たい…。」

正樹は、なんで今更…って顔をしてたけど
　　「いいよ。。。しっかり見とけよ。」って・・・

正樹を立たせ、立ったままオナニーをさせた。


ハダカの男が、立ったまま　自分のペニスを握りオナニーをする。
ソレも女の見ている前で…ちょっと滑稽な姿。
でもアタシは黙って、その様子を見ていた。


ペニスを扱く右手は上下に動き、カウパーが毀れる亀頭を撫で
カリを扱き、ペニスに擦りつけたていた。

目を閉じ、何かを妄想してるのだろうか…
口元が緩み、何度もクチビルを舐める。

ペニスは、カリが張り、艶やかに光る。
いつもアタシの中に入るペニスは充血し…
色濃く強さを増した。

時折、正樹の眼はアタシを見て、ペニスを見せつけ
口元に笑みを零した。



ココに来る途中、小さな小物を売ってる店に寄った。
黒いオニキスのピアスが目に付いた。

正　「結婚祝いだな…」

そう言って、正樹は買ってくれた。

二人の関係の記憶は、多分薄れて行く。
お互いの存在を植えつけるモノは、残さないと決めていた。
だから、正樹も「祝い」と言ったのだと思う。

結果的に証は残ってしまったけど、後悔など無い。




次回ラスト…

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