彼は・・・・アキラ
私は・・・・美佐




朝日が眩しい時間。
夜明け前、彼が仕事のトラブルで呼び出され、　
１人ホテルに取り残されたアタシ。

飲みかけのコーヒーが、彼が居た事を証明している。



シャワーを頭から浴び、夕べの出来事の余韻に独り浸った。
熱い夜だった。。。。



アタシのカラダを這った・・・・彼の舌。
アタシの舌と絡みついた舌。
アタシの愛液を舐め取った舌。
その彼の舌には、ピアスが付いてた。

舌のピアスは、クリを舐める度に
舌先を動かす度に、コロコロと撫で転がるように刺激した。
あの、指と違うオモチャとも違う感覚は　癖になる・・・。


自分の耳に、手を触れた。
アタシのピアス、コレも気にしてたっけ…
付けてる数に意味はあるのかと・・・・。


ちゃんと教えなかった、その訳を・・・
いつか・・・教えてあげる。。。



一晩の出来事…
だけど、アタシの事を見透かされているように・・・
いつもの　ピリピリした自分が、開放されたようだった。



・・・・・・また、逢いたい。。。



彼の背中には・・・アタシの爪痕あるかしら…
今朝は、確認できなかった。



２人で、乱れ・・・
むき出しの欲望のまま　溶けたベット。
アタシは、また　そのベットで・・・１人まどろんだ。


置手紙のように置いていった
『アキラ』の名刺を握ったまま・・・・・。

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