浩二は仕事の終る時間。。。純子を待ち伏せた。
半ば強引に、車に押し込め･･･
ハンドルを握りながら･･･
「今日が･･･今日で最後。。。」そう、小さな声で言った。

降りようと思えば、降りれた。
でも、純子は降りなかった。

浩二の大きな肩が、震えてた。
いつも、逞しく純子を抱いた、腕が震えてた。
ハンドルを持つ手が　震えてた･･･。


純子の、くすぶっていた芯が再炎。
･･･ソレは、無かったと思う。

でも･･･抱かれた。
さらわれて、抱かれた。


後悔はしてない。
抱き合った事も、別れた事も・・・。

浩二との関係で、自分の中の空きスペースは、温かく埋められ・・・
ソレだけで、充分だと実感していた。

･･･内心は・・・
女の純子に、リアルの怖さに立ち向かう程の秘密事は
大きすぎて重たくて、抱えきれず
抜け出す事が出来なくなる自分にも怯えた。。。


何度も、抱かれたハズなのに･･･
最初の時みたいに･･･なんか恥ずかしくって･･･
でも、一番、優しく激しく抱かれた気がしていた。



浩二は、純子の好きなポイントだけ、攻めてきた。
優しく、激しく･･･
純子も、浩二の好きなトコを、愛撫した。
カラダが、覚えてる。。。お互いの事･･･

生き物の様に動く舌･･･ソレだけで、いつも腰砕けになって
純子の髪を撫ぜるように、手を添え･･･
いつものように、ディープなkissをした。


ガッシリとした腕に包み込まれるように、抱き締められて･･･
強く抱きしめては･･･「ごめん。。痛かった？･･･」って、謝った。



kissの上手な浩二は･･･舌で純子のカラダの輪郭をなぞる。
花弁に来ると･･･一層　感度が上がり
カラダをくねらせ･･･悶え･･･じっとしていられなくなり
純子が、イくまで･･･攻められた。
イったあと、舐めるのは･･･反則＾＾


浩二は･･･フェラが、好きだった。。。
いつも･･･褒めてくれた。
最後の日も･･･
浩二のペニスは･･･純子のクチの中で溶けた。
「イったあと、舐めるのは･･･反則。。。」
って･･･同じセリフを言って･･･(笑)


長い時間･･･ずーっと１つになってた。。。


大きく息を吐き･･･
「もう･･･開放してあげるよ。。。ありがとうね。」 浩二の、その一言で終った。

純子は･･･
「今度、アタシを抱く時は、お金取るわよ。。。」って冗談言うと
「頑張って、金貯めるよ。。。俺。。。。」って･･･

２人で笑った･･･。
ワンシーズンだけの　oneLove。。。。終焉。

近々距離だから、再会してしまう可能性は高い。
きっと、偶然も多いだろう。。。
確立的に高い 偶然ww


２人は･･･季節が変わった頃、その偶然で再会した。
いつも、待ち合わせてた街で･･･

どちらも、１人だったので、お茶をして昔話(笑)をした。
最後の、さらわれた時の話も･･･
笑顔の奥に、わだかまりも未練も無かった。



再度の別れ際のハグは
浩二の懐かしい･･･匂い。。。昔の男の匂いがした。
チカラ込めるハグをしながら･･･
「俺･･･金貯めたんだけど･･･」そう、笑いながら言い
「もう、ソレ･･･時効だから･･･」純子も笑いながら、ギュっと抱き返した。



「また、何処かで　偶然があったらなら･･･」
（ そんな季節が、また　来たら・・・・）





ーEND－