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ドアに、
『目が覚めたらシャワーでも浴びてゆっくり寛いで』
と、メモが挟まっていた。
なぜか、不思議な事に 怖さは無かった。

アタシは、シャワーを浴び。
また、あの人の顔を思い出し唇を噛んだ。
シャワーを浴びた後、そっとドアを開け廊下に出て見ると、
古い洋館のような、贅沢な木製のインテリアが目に入った。


奥の方から、ザワザワと人の声がする。
柱の影から覗くと、大勢の人が薄暗い灯りの下で動く
シルエットだけが 少しだけボーっと見えた。

肩を叩かれ振り返ると、黒服の男性が立っていた。
背が高く、シャキっとした爽やかな男性だった。


男「君、大丈夫? 目が覚めたんだね。」
男「自殺かと思って、ビックリしたよ。」
男「ほっておけなくて、連れて来ちゃったんだけど・・・」
男「自己紹介。僕は、上原誠って言います。」
男「怪しい者じゃないですよ。」

私「すみませんでした。でも、自殺なんかしませんよ!」
 「だから ほっといてくれても良かったんですけどね。」
っと、つっけんどんに言ったきり言葉が詰まり目を逸らした。

誠「そっか、余計な事をしちゃったのかな・・・」
誠「でも、下着丸見えの姿だったし
            普通じゃなかったからクックック(笑)・・・」
私「あっ・・・」思い出したっ!
私「あの、あの・・・すいません、失礼な事言ってしまって・・・」
私「あの・・・あの・・・あの私。。。」

っと言いかけたトコで
人差し指で、アタシのクチを抑えて

誠「無理に話す事は無いよ。みんな何かを抱えているんだから」
誠「何も言わなくていいよ。車は車庫にあるから心配しないで・・・」

私「本当にすいません、ありがとうございます。」

さっきの姿の恥ずかしいのと、今の自分の恥ずかしさで、
モジモジしっぱなしだった。


ソコへ、もう1人の男が近寄って来た。









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02/06/09/57|甘艶話コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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