ホテルの俺の部屋で、目が覚めた。
バスローブのまま、寝てしまったらしい･･･

「んっ？･･･」
「俺、夕べ　このベットで女を抱いた。。。」

だが、そんな様子は部屋に残っていない･･･。


勿論、残り香も無いし
タオルやベットの乱れも、俺が使っただけの痕跡。
ティッシュBOXでさえ、使用した様子も無くゴミ箱もカラのまま･･･

「女の顔も　思い出せない･･･」
「俺･･･酔ってて夢でも見てたのか？」

スッキリしようと、シャワーを浴びた。
ペニスが少し赤くなっていた、擦られ扱かれた証のように･･･


夕べの事が夢ならば、夢精してベットを汚したり
乾いた精液の残骸が有りそうなモノだが、ソレさえも無い。。。


「俺、どうした？どうした？」
「夕べ、何した？･･･」

ソレばっかりが、グルグル頭の中を巡り、ハッキリしない･･･
数日経っても、その疑問は消えることも無く思い出す事も出来なかった。


俺は、また･･･
あのBARに行った。。。

カウンタ―のボーイに
「俺、この前もココに来たんだけど覚えてる？」
「はい、先日もお越し頂きました。」
「その時、結構酔っちゃったみたいなんだけど、ずーっと１人だった？」
「はい、お１人でいらして そのままお帰りになりましたよ。」
「あ･･･そう。。。。」

府に落ちないけど･･･
あの女と、ココで会ったワケじゃないみたいだな。。。


あの女、俺を蕩けさすほどの気持ち良さを与えた。
抱きがいのある女。。。
顔が思い出せるほど、記憶は戻らないけど･･･
気持ち良さだけは、カラダが覚えているみたいだった。。。

グラスを傾けながら、そんな事を考えてた。。。
１人飲みだと、ピッチが進む･･･
（ 俺、こんなに酒に弱かったなぁ･･･）

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また、ベッドの上にいた。
あの時と同じ･･･ハダカの俺。。。

枕にしがみ付くように　うつ伏せの状態で目が覚めた。

また、誰かいる。。。
甘いコロンの　女の香り･･･



俺のカラダを撫で、サワサワと足から柔らかい手が這い上がる。
グッと両足を広げられ、内モモから足の付け根まで
柔らかくソフトなタッチで 撫でられてる。。。

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