もう･･･
何年前からだろう･･･
彼との繋がりは･･･

彼から卒業･･･そんな時期は来るんだろうか。。。
そんな事を、時々脳裏に浮かべ　長い日々を過ごしていた。


出会い･･･
アレは、アタシが就活を終え卒業を向かえる少し前･･･
クリスマスが数日後にやってくる　そんな日だった。。。

アタシは、新宿のクラブにいた。。。
アルコールに弱いアタシ･･･
でも、限界超えて飲んでいた。。。踊りまくって泥酔状態。。。

案の定…倒れて･･･
友人と店のスタッフに担がれ、近くの救急病院に運ばれた。
アタシには、その時の記憶も意識も無かった。
気がついた時には、病院の簡易ベットに寝かされていた。

夜明け前の時間だった。。。


「目が覚めた？　ダメだよ。。。あんな飲み方しちゃ･･･」
白衣を着た男。中年に差し掛かる年齢くらいの医者。。。

「君は･･･アルコールは体質に合わないと思うよ。
　　　　無理したら･･･急性アルコール中毒で、命ないよ。」

そう、言った。。。

「知ってます。。。自分がそう言う体質って事も･･･」


だって･･･飲まずにいられなかった。
男と別れたばっかりだったし･･･
自分が素直になれないばっかりに･･･
別れを告げたあとだったから･･･
知らなかった･･･別れがこんなに辛いなんて思わなかったから･･･


アタシは、そのまま病院を出た。。。


「君･･･待って･･････忘れ物。」
そう言って、男性がアタシの忘れたジャケットを手に持っていた。


コレが、最初の出会い。。。
彼は、ココの医者の友人･･･
時々、夜だけ手伝いに来ている医者だった。。。


アタシ…青臭い小娘の時･･･

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