彼は、篤史。
自分は酷く、不器用だと言う。。。

どこか、自分にも似てるかも･･･
そんな印象もあったけど、頼りないワケでも無く
押し付ける上から目線も無く、リードもしてくれる。

会う頻度が増えていき･･･
手を繋ぐようになり･･･
腕を組むようになり･･･
肩を抱かれるようになった。。。

始めてのkissも、ごく自然に･･･


kissをすれば、触れたくなる。。。
触れれば 抱きたくもなる。。。
カラダの関係も、ごく自然だった。



SEXに飢えていたワケでも無いし･･･
若いカップルのように キャピキャピすることも無く
長く連れ添ったカップルの様に 『二人ならでは』 の関係を深めていった。



ピロートークで･･･篤史に
「ムラムラした時、どうするの？」って質問すると、
「１人でしたり、そう言う店に行ってた。」っと返事が返って来た。

「女性は ああいう店は・・・軽蔑する？」っと逆に質問されけど
「ぜ～んぜん！　自然の摂理だし男性の特権でもあるでしょ？」(笑)
美帆は サラっと言い放った。

「美帆は本当に、面白い女性だね(笑)」



殆どの女性なら、風俗的なトコは嫌悪感を持つだろう。。。
でも、美帆は他人に迷惑かけるワケじゃないし、痴漢とかするより
よっぽど健全だと思ってた。
ただ、病気には気を付けないと困るけど･･･(^^;
こんな男っぽいトコが、可愛げ無かったりしたのかも･･･。



自分を飾ることなく、自分を出す美帆だけど･･･。
カラダが熱くなっても、どこが怯える自分が居た。

甘えて…篤史の懐に飛び込みたくても、
素直に自分を出すことは　相変わらず出来なかった。。。
プライドとか、そんなんじゃなくて･･････恥ずかしさと怖さ･･･。
自分全部をさらけ出す怖さが 美帆を縛っていた。


それとなく気付いている篤史は、ただ黙って抱きしめていた。

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