そこそこに順調だった仕事だけど・・・
暫くして、僕のテンションが ガダ落ちになった。
仕事はやりがいはある。でも、理不尽は付き物だとも思う。。。
腹が立ち、納得いかない事でも、我慢し受け入れなければならない事も多々ある。
使われる者の定めか・・・。


酷く落ち込んでる僕に･･･
加賀谷さんは、「 ほら！行くよ！！」
そう言って、飲みに連れて行かれた。。。

ガバガバと酒を飲み干し、ウップンを加賀谷さんに放った。
加賀谷さんは、落ち着き静かに飲みながら、僕の苛立ちの的になっていた。


僕　「加賀谷さんは、何でそんなに冷静なんですかっ！」
　 　「女だから、プライドなんて無いんですかっ！」
僕は怒りの矛先を加賀谷さんにぶつけた。


加　「まだ、甘いね。。。」
　　 「女だってプライドだってポリシーだってあるわよ。
　　　　　　　　 　仕事では 何度悔しい思いをしたかなんて
　　　　　　　　　　　　　 　 ･･････ 男のアンタには　わからないほどね。。。」

キリっと 加賀谷さんの目が引き締まった。


加　「ねぇ、片山君･･･彼女いないの？」
僕　「居ませんよ…今は･･････なんで？」
加　「こんな時は、何もかも忘れて彼女を抱くとか･･･」
　　 「突飛な行動で、熱を冷ますのもアリだと思っただけ･･･」

僕　「んじゃ！　加賀谷さんが相手して下さいよ！」
　　 「あぁ～～ぁあぁ。。。めちゃくちゃ女抱きたくなって来た！　責任取って下さいよ！」




加　「･･･ いいわよ。。。。」

僕　「 ヨシ！ﾝッ！･･････えっ！？」


当然、僕は驚いた。

だって、あの加賀谷さんが僕に抱かれてもいいと言ってる。
本気で言ってるのか？　酔ってるからか？　からかってるのか？
冷静な顔で僕を見る加賀谷さんの事が、急に苛立って見えた。

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