手を握られて･･･懐かしい靖彦の手の温かさを感じた。。。
懐かしさより･･･大人になった靖彦の手にドキドキした。。。


私　「ちょっと～･･･恥ずかしいなぁ。。。」おどけて見せた。
靖　「イイじゃんかぁ。。。なかなか無いぜ、昔の男と手を繋ぐなんて･･･笑」

拒否ることも無く、アタシは靖彦に従った。。。

靖彦は、繋いだ手をグッと引き寄せ、アタシを抱き締めた。。。
私　「止めて。。。そんなつもりないんだから･･･」
靖　「ごめん。。。つい･･･引き寄せた。。。」
私　「こんなの。。。困る。。。」
靖　「ごめん。。。でも･･･」

ソコで、靖彦は　言葉を詰らせた。。。


アタシは、靖彦に多分ウソをついた。。。
本当は、どこかに期待はあったハズ。。。
でも、靖彦自身に 正直そんな期待は無いと思っていたから･･･


靖　「本当の事、言うと･･･俺、･･･抱きたい。。。」
靖　「大人になった、お前を抱きたい。。。」
ストレートに自分を出すトコロ･･･変わってない･･･


アタシは、靖彦に女を教えて貰った。。。
SEXの序章から気持ち良さまで･･･。
アタシの始めては　靖彦から始まった。


私　「その、返事･･･この次でイイ？･･･」
私　「今日は、やっぱり。。。」
靖　「だめ？･･･月の日か？･･･」
そう言って、笑った。。。


靖彦は、そう言うヤツ･･･
あっけらかんと、恥ずかしい事もストレートに言う。

私　「ホント！　変わってないなぁ～･･･。」
そう言って、アタシも笑った。。。

靖　「でも、困らせようと思ってるワケじゃないからナ・・・」
そう言って、抱きしめる腕にチカラが入った。


･･････逢うだけなら
･･････手を繋ぐだけなら
・・・・ ・ ・ ・ だけなら・ ・ ・ ・
高揚し高鳴る気持ちが、アタシを揺るがせた。。。


いつもの改札で待ち合わせ。。。
逢ってすぐ、手を繋いだ。。。あの頃みたいに･･･
ごく自然の成り行きのように･･････

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