そのメールは、彼女から来ていた･･･。
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『○○さぁん♪
夕べは、すっごく楽しかった♡
激しくて、カラダが可笑しくなりそうだったワ。
素敵な夜を　ありがとう☆
今度は、アタシがイイ気持ちにしてあげる。
次に、逢うのが待ち切れないワ･･･（＾3＾）☆Chu！』
----------------------------------
　
真人以外の男性に宛てたメール･･･
･･････送信ミス！

　「俺以外にも　居たんだな･･･男が･･････」
ボソっと、呟く真人。。。
根が真っ直ぐな　直球勝負の男。
その　真人が崩れそうになってる。

あずさは、黙って･･･真人を抱きしめた。

真人の落ち込みは、半端でなく･･･
精気も薄れ･･･ボーっとした日が続いた。

あずさは、落ち込んでいる真人の為で無く、女として許せなかった。
あずさも、不倫していたのに･･･
なぜか　ゲーム感覚の遊び半分の彼女が許せなかった。
矛盾した自分の思いは、よく解ってる･･･。
でも･･･真人を傷つけた事が、どうしても許せなかった。


あずさは･･･策を講じた。

祐二に、この事を話し･･･
腹立たしい、あの女を凹ましてみたいと･･･
アッチが、ゲーム感覚なら･･･コッチだって･･･
イケズな女の部分が、顔を出した。

真人には、内緒で･･･あずさのイケズな作戦が始まった。。。

祐二は、いつも彼女が出入りしている飲み屋で待ち伏せた。
案の定、彼女は･･･居た。。。
また、手ごろな男を捕まえるつもりなのかと･･･祐二は思った。


祐　「今晩は･･･隣、いいですか？･･･」
女　「ええ、どうぞ。。。」
祐　「お１人ですか？　あっ、待ち合わせですよね･･･失礼しました。」
女　「そうだったんですけど･･･フラれちゃいました。。。笑」
祐　「あらら･･･ソレは残念。。。でも、ソレは僕にはラッキーなことかなぁ･･･」


そんな、歯の浮くようなセリフを並べ･･･彼女の気を引くように
精一杯･･･意気込んでいた。
ジゴロにでも、なったかのように･･･。

自分が酔っ払っては、元も子もない、
ガボガボと、水を飲みながら･･･
彼女のカラダに、時々、触れながら･･･スマートに誘った。

祐二は、ワリとイイ男で、モテる。
選り好みしすぎて、離婚後、特定の彼女はいないのだ。

酔いも回ってきた彼女･･･祐二を狙いだした。

女　「申し訳ないけど･･･ちょっと、手を貸してくれないかしら･･･」
そう言いながら･･･祐二にもたれ掛かった。
祐二は、このタイミングを逃さず･･･彼女を抱きしめた。





イケる！･･････祐二は確信した。

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