月に数回のデートを楽しみ、お互いを深めて行った。

毎月の女性特有の　お客様。。。
憂鬱な一週間だ。。。

その、お客様が来る前には、無性にカラダが疼く。。。
何かにとり付かれたように･･･火照る。。。

そんなアタシを、解きほぐすように、佐伯はアタシを抱く。。。
優しく愛おしく。。。甘く丁寧に･･･

いつもよりも長い時間 愛撫をしてくれる。。。
そんな佐伯に、アタシは包まれていた。。。





ある日･･･佐伯は　「俺･･･離婚した。。。。」
佐伯の妻は、自分で店を持ち、店に集中したいと･･･
だから、揉めて別れるのではなく･･･円満の離婚だと･･･

「俺は、ナニも変わらないよ･･････」
「でも･･･ソレじゃ50:50じゃなくなる。」 そう。アタシは言った。



こういう事は、いきなりやってくる。



今までは、２人共パートナーを持ち、同じレベルでの付き合いが出来た。
でも、コレからは佐伯はフリーになる。
立ち場は同じじゃない。。。
でも、だからと言ってアタシもフリーに･･･って訳も その気も無く。。。


終焉の時だって、宏美は思った。


この先、ずーっと続く事も不可能。
恋心はあるにしても、遅かれ早かれいつかは来る終わり。
離婚に伴い、佐伯はこの街を離れる。
賞味期限切れ･･･

「仕方がない･･･」　そんな理由をこじつけ　二人は幕を閉じた。


数日、忘れる様に あえて考えないようにしていたけど･･･
ドコか ポッカリ空いた穴を埋める事も出来ず。。。。


そんな時、携帯のメール着信が鳴った。
・・・・・・ 知らない　アドレス。。。。。

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